「日本スポーツマスターズ2019」60歳以上の部ケイリンで小林英樹が3位表彰台。
35歳以上の壮年選手の国体「日本スポーツマスターズ2019 ぎふ清流大会」の自転車競技は9月22日(日)岐阜県大垣競輪場で大会最終日を迎え、男子ケイリン(60歳以上の部)で長野選手団最年長の小林英樹選手(COGS)が3位表彰台。昨日の500mタイムトライアルに続き二日連続となる入賞を果たした。
ケイリン6部(60歳以上)リザルト
ケイリン1回戦《第3組》
1位 村上 友徳(福岡)※決勝戦進出
2位 小林 英樹(長野)※決勝戦進出
3位 佐藤 哲 (愛知)
4位 駒谷 修 (北海道)
5位 中嶌 雅利(岐阜)
6位 宮田 晴仁(愛知)
レースレポート 今年から本格的にトラックに参戦した小林英樹(COGS)が、《ケイリン60歳以上の部》第3組に出場、正直いままで小林選手がケイリンを走る姿を見たことが無かったのでどんなレースを見せるか注目が集まった。 レースは先頭誘導員が離脱して残り2周となったとほぼ同時に小林選手が大逃げを見せる。セオリーでは考えられない大胆な逃げに、集団は小林選手を追わず、その差はあっと云う間に半周近くまで広がる。残り一周の鐘が鳴り、いよいよ集団のスピードが上がるが、大量リードを奪った小林選手との差が縮まらず、逆に後続集団がバラバラとなる。最後の最後に村上選手(福岡)に捕まったものの、その鮮やかで勇敢な逃げは会場を大いに沸かせた。個人的にもこのレースは今大会のベストレースの一つとなった。
|
ケイリン決勝
1位 村上 友徳(福岡)
2位 若杉 平雄(愛知)
3位 小林 英樹(長野)
4位 山崎 清一(静岡)
5位 中村 仁 (東京)
6位 城戸 慶光(福岡)
決勝レポート 予選で鮮やかな逃げを見せた小林選手が決勝に出場した。小林選手は先頭誘導員が離脱するとまたしてもいち早く逃げを見せる。予選の小林選手の走りを見ている選手達は直ちにこの動きに対してチェックに見せて小林選手を吸収して残り1周。誰しもがここで足を使ってしまった小林選手は非常に苦しい展開になったと思ったが、残り半周を前に冷静に集団の後方へ下がると、そこから最終コーナーにかけて一気にスパート。直線でも見事な伸びをみせて3位表彰台を手中に収めた。
|
小林選手の活躍
予選で単独の大逃げを見せる小林英樹(長野県:COGS)
決勝では集団の中盤で虎視眈々と上位を狙う小林英樹(長野県:COGS)
〔画像:中央〕
ケイリン決勝を3位で終え、浅香英二長野県自転車競技連盟理事長と
ガッチリ握手をする小林英樹(長野県:COGS)選手団最年長選手の
熱い走りは多くの選手・関係者に勇気と感動を与えた。
長野県選手団最年長選手としてその走りでチームを牽引した。
決勝戦でも冷静な判断と卓越した勝負強さを見せて3位表彰台
会場を大いに沸かせる走りを見せた。
〔画像右〕
今年は春先からロードとトラックの
各大会で長野県最年長選手として
活躍を見せた小林英樹選手
全日本選手権では大会新記録を出して
準優勝を果たすと、今大会では
皆が驚くケイリンにエントリーすると
3位表彰台を獲得。その内容も
大胆かつ繊細な戦略に裏打ちされた
見事なもので、改めて小林選手の
凄さを県内外の全てのライダーに
知らしめる大会となりました。
進化を続ける65歳の走り。
多くの人に熱狂と感動を与える
素晴らしい走り…
今後も是非小林選手の走りに
ご注目下さい。
関連LINK
日本スポーツマスターズ大会2019(大会公式)
全種目大会概要・詳細・組合せ(日本スポーツ協会)